Priča o soli
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自然

動植物

ニン・ソルトワークスの塩田の周辺は鳥類の楽園で、280種類を超える鳥達が生息しています。その多くが越冬をするためにアフリカや地中海に向かう渡り鳥たちで、そのうちの2種類はとても珍しく絶滅危惧種に指定されており、塩田に巣を作って暮らしています。

塩田でよく見かける水鳥は、シギやコサギ、シロチドリやカワセミ。シギ(セイタカシギ)は黒い斑点が特徴的な卵を一度に4つ産む鳥として知られています。水鳥たちがこの塩田を生息地とするのは、エサであるカニが豊富にいるためです。その黒い背中、白い羽、腹、首、そして細長い赤い足が美しいシギ。非常に社交的な性格の鳥で、通常、産卵・子育ての時期以外は、5~10種類の他の鳥たちと混ざって小さな群れを作り行動を共にします。

シギの仲間であるシロチドリは小型の鳥で、残念ながらその個体数は減少傾向にあり、レッドリストではクロアチアの絶滅危惧鳥類に指定されています。

ニンの塩田では、そこに生息するたくさんの鳥たちの様子を観察して楽しむことができます。例えば、ミヤコドリ 、イシチドリ、ダイゼン、アカアシシギ、サルハマシギ 、カーリュー、オグロシギ、 カーリューサンドパイパー、ヨーロッパトウネン、ハマシギなどです。数は少ないものの時折、ツルシギ、コチドリ、ハジロコチドリ、ヨーロッパムナグロ、ソリハシセイタカシギ、オオソリハシシギなどが飛んでいる様子を目にすることもあります。

他にも塩田ではコサギ、 アオサギ、そしてマガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、オカヨシガモなどのカモ科の仲間に出遭えることも。カイツブリ科の鳥では、カイツブリ、カンムリカイツブリ、アカエリカイツブリ、ハジロカイツブリが生息しています。その美しい羽の色から特に目を引くのはカワセミやヨーロッパハチクイです。
稚魚の時期を潟で過ごす、体長わずか3cmのメディテラニアン・キルフィッシュ(メダカの仲間)。その生育に適切な場所が年々少なくなってきているため、絶滅危惧種に指定されています。

とてもユニークで興味深い生き物といえば小さな小さなエビ、テルミア(ブラインシュリンプ)。テルミアはとても濃い塩分濃度の水中だけではなく、乾燥した環境でも生き残ることができる生き物として知られています。テルミアは泥の中に卵を産みますが、10年以上も水分なしで耐え忍ぶことができるのです。ただ、非常に小さい生き物のため、テルミアの観察には顕微鏡が必要です。


植物相

ニン・サルトワークスでは、その独特な湿地帯の環境にうまく適合した様々な興味深い植物たちをご覧いただけます。フラミンゴを鮮やかなピンク色に染め上げる藻して知られる塩生植物が、蒸発池を覆っています。ミネラル分を直接吸収するこの塩生植物はブラックペロイド(黒い泥)のある海にのみ生息します。とても健康的で美味で、サラダドレッシングなどとしても使用されています。


アドリア海

クロアチアの海岸線を見事に飾るアドリア海。驚くほど碧く透き通った海は、まるで絵のような美しさ。その水の美しさはもちろん、そして工業地帯が少ない環境に位置するため、アドリア海は世界で最もクリーンな海のひとつと言われています。そのおかげで、アドリア海では最高級の塩を生産することができるのです。多種多様な固有の植物や動物たちが生息するアドリア海は、クロアチアのエコシステムと未だ手付かずの自然の宝庫を象徴しています。無機塩類、プランクトンや海藻類などが豊富なアドリア海は、5年~10年のサイクルでそれらがすべて入れ替わりますが、地中海だとこのプロセスには70年~100年かかると言われています。また、アドリア海には80種類を越える微量元素が含まれているということが、科学的な調査により明らかになりました。国連もアドリア海の生態系は特筆に値すると述べています。海水の最も重要な特徴と言えば塩気、または塩分濃度。アドリア海の塩分濃度は高く、海水1000グラム、すなわち1キロに対して、平均38.30グラムの塩分が含まれています。


ボラ

人々の暮らし、生き物や植物に多大な影響を与えるボラはとても大切な自然現象です。リカ地方の内陸から流れてくる冷たい空気が険しいヴェレビト山脈の斜面にぶつかり海岸部に向かって吹きおりてくる風、ボラ。ニン・サルトワークスをよく訪ねてくれるお客さまなのです。ボラは工業用地が全くない地域から吹く冷たい強い風のこと。そのため、とてもクリーンで健康に良い風として親しまれています。太陽と共に、ボラは塩が生成されるスピードや自然度をよりいっそう高めてくれます。ニンの土地がピュアで素晴らしい気象条件に恵まれているという事実は、この町が位置するロケーションが証明しています。ニン・ソルトワークスはクロアチアの5つの国立公園(プりトヴィッツェ、パクレニッツァ、コルナティ、北ヴェレヴィート、クルカ)のちょうど真ん中に位置しているのです。


癒しの海泥

ニンのラグーン(潟)では、ヒーリングテラピーに適した海泥(ペロイド)が採れます。ニンの海泥はローマ時代、いえ、その遥か昔から現代に至るまで治療目的で人々に愛用されてきました。その事実は、古代ローマの浴場でよく見かけられる壁画の断片により証明されています。1954年、ニンで海泥の機械的な成分分析が行われました。その分析により、ニンの海泥はクロアチアで最高の品質であることが明らかとなりました。このような泥は、川や流水が流れる穏やかで浅い海のラグーン(潟)に生成されます。潟湖が形成される過程で、海泥となる物質が淡水と海水によって運ばれてきます。ラグーン(潟)が形成されるまでには、3つの段階があります。まず第一段階では、雨水が海水に含まれる物質を洗い流します。その物質の大半がミネラル成分であったり、陸の動植物から排出される小さな有機物質です。第二段階では、海が川の河口に流れ込み、ミネラル分などの有機物質が底に堆積します。ニン・サルトワークス(ニンの塩田)は、この第二段階目で誕生したのです。様々なミネラル成分に富んだラグーンの泥は、健康に良い泥として治療などに利用されています。こうした塩の形成段階で、ミネラル分は塩に染み込み、独特の風味と特性を与えます。

海水のクオリティーや塩田が位置する土地の地質学的基層構造は、海と風が塩を作るというそのユニークな製塩のプロセスの中で、塩に特別な化学組成物をもたらします。

ニン・サルトワークスは、ミネラル分を豊富に含んだ海泥(ペロイド)が広がる土地に位置しています。